プロレスラー、モハメド ヨネが経営する「うまい肉と麺の店 ヨネ家」がすごい!絶品「柏幻霜ポーク」グルメと店主のこだわりを聞く |BEST TiMES(ベストタイムズ)

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プロレスラー、モハメド ヨネが経営する「うまい肉と麺の店 ヨネ家」がすごい!絶品「柏幻霜ポーク」グルメと店主のこだわりを聞く

■店主こだわりの絶品メニュー3選

 

 ここでヨネ選手にオススメの料理を紹介してもらった。お店の看板は「柏幻霜ポーク」を使用した料理だ。都内でも食べられるところは少ない。ここでは半頭で仕入れているため色々な部位の味が楽しめる。

「このお肉は広島で出会ったんですけど、A5ランクの和牛みたいに脂がサシで入っているのが特徴なんです。生で見るとすごく脂っこ濃そうに見えますよね。

でも、他の豚よりも低い温度で脂が溶け出すから、余計な分が落ちるおかげでさっぱりとしています。肉と脂、両方の旨味が楽しめるのがこの『柏幻霜ポーク』です」

 店主が提案したメニューは以下の3品、順番にいただいた。

1. 幻霜ポーク焼き

 

▲「柏幻霜ポーク」都内ではレア物だ

 

「『幻霜ポーク』の美味しさを一番堪能できるメニューです。サシが入っているのに肉本来の味が楽しめますよ」

 箸でお肉を持ち上げてみると肉の脂なのかキラキラと光っている。ここだけの話、筆者は豚肉の脂身があまり好きではない。しつこい甘み、舌触りがイヤなのだ。思い切って食べてみる。

 

▲おそるおそる豚の脂身を口に運んでみると…

 

 「ほう…」と思わず心の中でうなった。脂の味はほんのり。それよりも肉本来のコクが口の中に広がってきた。ほどよい弾力もあって「肉を食っている」感が非常に強い。

 端っこにあった脂身もしつこさは感じられない。甘さも舌に残らないので、脂身嫌いも美味しく豚肉が楽しめる一品だろう。

 恐らく他の豚肉では、ここまであっさりとした仕上がりにならないと思われる。

2. 肉丼

 

▲豚丼は全国丼グランプリで金賞経験もある逸品

 

「この肉丼も時間をかけて煮込んでますのでしつこさよりも旨味が味わえますね。豚丼と聞くと『ねぎ塩豚丼』をイメージする人がいますけど、うちは甘辛いタレで煮込んでいるのが特徴です。ウチではトップ3に入る人気メニューですよ。全国丼グランプリというイベントがあるんですが、第2回と第3回で金賞を取ったことがあります」

 感想は率直に「これ俺が好きなやつ!」である。健康な男子ならみんな好みの味だろう。

 肉のコクとタレのコクがマッチしていて、バクバクと食べちゃう一品。味が染みた玉ねぎがいいアクセントになっていて、食欲を刺激してくれている。箸休めに紅生姜を口に入れてから再び丼に残った飯をかきこむと、ちょっと前に楽しんだ味がまたよみがえってくるのも嬉しい。

 一気に平らげてしまった。とにかく男子は必ず食べてほしいと思う。

3. お好み風サラダ

 

▲食べ応え十分、ダイエットにも良さそう

 

「ウチで一番オーダーが多いのがこれなんです。食事のサブ的な存在でもありますし、お酒の肴にもちょうどいいからか2つとか3つ頼まれることも珍しくないですね。

 食べてくれたらわかりますけど、味は焼きそばと小麦粉がない広島のお好み焼きです。

 飯屋とか居酒屋やっているお客さんが、ご自分の店で真似しようとするんですけど、ウチと同じ味にならないんですよ。どうして一緒にならないのかって? それは企業秘密です(笑)」

「うまい肉と麺の店」だから、肉系の後はてっきりラーメンだと思っていた。サラダという副菜系が一番人気だとは意外であった。

 見た感じ確かに広島で見るお好み焼と似ている。一口サイズに切って食べてみた。

 感想は「めっちゃお好み焼き!」である。おたふくソースとマヨネーズがたっぷりだからかと思ったが、キャベツも含めて広島お好み焼きの味であった。

 薄焼き卵の裏には、イカ天入り天かすがあるのを発見したが、味の秘密はこれだけではないだろう。

 なんとも不思議な料理と出会ったものだ。もしかしたらダイエットにもいいかもしれないなと、ふと思ってしまった。

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篁五郎

たかむら ごろう

1973年神奈川県出身。小売業、販売業、サービス業と非正規で仕事を転々した後、フリーライターへ転身。西部邁の表現者塾ににて保守思想を学び、個人で勉強を続けている。現在、都内の医療法人と医療サイトをメインに芸能、スポーツ、プロレス、グルメ、マーケティングと雑多なジャンルで記事を執筆しつつ、鎌倉文学館館長・富岡幸一郎氏から文学者について話を聞く連載も手がけている。

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